院長 近森 正幸 写真

医師は医師にしかできないことに専念できる病院です

社会医療法人 近森会 近森病院

院長
近森 正幸

  • 1972年
    大阪医科大学卒業、大阪医科大学第二外科入局
  • 1976年
    癌研究会付属病院勤務
  • 1977年
    大阪医科大学一般消化器外科勤務
  • 1978年
    近森病院外科科長として勤務
  • 1984年
    医療法人近森会理事長、近森病院院長に就任 ※当時37歳
  • 2003年
    NSTを設立、NST Chairmanに就任
  • 2006年
    社会福祉法人ファミーユ高知 理事長就任
  • 2007年
    医療法人松田会 理事長就任

未来の日本に求められる病院を、今の高知で実現する

未来の日本に求められる病院を、今の高知で実現する

 近森病院は高度急性期の救命救急医療に特化した病院です。独自の経営ノウハウを持ち、“救急医療の多くは赤字部門”と一般にいわれている中にあって、収益をしっかり確保しながら、大きくなってきた全国的にも珍しい病院です。
 新しい試みも、ずいぶん行ってきました。回復期リハビリテーション病棟の診療報酬や、NST加算の創設などは、近森会の実践をベースに作られたものです。既存の診療報酬に対応するだけでなく、一歩先行して自ら新しい医療を作り出す。そんな試みを続けてきたからこそ、今の近森会があるのだと思っています。
 高知は、全国有数の高齢県で、しかも貧乏県です。人口あたりの病床数の多さ、在院日数の長さ、一人当り入院医療費は全国最高レベルにあります。まさに10年後、20年後の日本の医療がおかれるであろう状況が、現在の高知にまるごと詰め込まれているのです。そこで最も適応した病院こそ、超高齢社会を迎える日本の病院に求められる姿になるでしょう。
 キーワードとなるのは“選択と集中”です。病院は救命救急医療に特化して、地域医療連携を徹底すると同時に、回復期リハビリや在宅医療との有機的な連携を進めています。病院だけでなく、病棟や医療スタッフもそれぞれの機能を絞り込み、医療の質をあげながら生産性を高めています。そうやって未来の日本に適合した、極めて戦略的な病院を作り上げてきたという自負を持っていますし、今後もさらに進化させ続けていきたいと考えています。

高知の救命救急の要として

●中心となるのは、救命救急センター
 近森病院には救命救急センター、集中治療センター、ハートセンター、消化器病センター、呼吸器病センター、脳卒中センター、外傷センター、腎・透析センターなどがあり、外科系と内科系の医師が協力しあって治療にあたっているのが大きな特徴です。その中でも中心となるのが救命救急センターであり、高知市だけでなく高知県全域をカバーする救命救急医療の中心的な役割を担ってきました。
 2002年からは、ウォークインから心肺停止まで、重症度のレベルにこだわらない北米型のERスタイルを導入し、「いつでも、誰でも、どんな病気でも」受け入れる体制をとっています。2003年には「地域医療支援病院」、2009年には「災害拠点病院」、社会医療法人としての公益性も評価されて、2011年には高知県より「救命救急センター」にも指定を受けています。

●改装によって、機能的な連携が進化
 2014年の12月に全面改装が終わった近森病院ですが、1階の救命救急センターは面積が4倍に拡張されました。
 改装前の2007年よりドクターカーも導入しており、重症患者さんの病院間搬送や、遠方救急隊との中間搬送を行っています。さらに2014年には屋上ヘリポートが完成し、ドクターヘリによる搬送も増えています。
 救命救急センター内には中央部に大型の緊急エレベーターがあり、2階の手術室、3階の心カテ・内視鏡センター、4階のICUおよび救命救急病棟、5階のSCU、屋上ヘリポートと、重症患者に対する異なった機能が縦の動線で結ばれています。このように、極めて機能的な連携が可能になっているのも当院・救命救急の特長といえるでしょう。

医師としての専門性を磨いてほしい

医師としての専門性を磨いてほしい

 当院のチーム医療はユニークなものです。医師が医学的に診断して指示を出し、それを“神の声”としてスタッフが動くピラミッド型ではありません。医師も含めて、各病棟に常駐しているリハ、管理栄養士、薬剤師、ME、ソーシャルワーカーが、フラットな組織のチームを作り、それぞれの視点から患者さんをみて判断し介入する自立自動するスタイルをとっています。
 その中で、医師は医師でしかできないことに集中してもらっています。他のスタッフに任せられる周辺業務や雑用は全て任せ、その分、外科医なら外科医しか出来ない手術に集中して技術を向上させてもらいます。そんな環境で医師の本分に集中して専門性を磨きたいという医師に、ぜひ参加していただきたいと考えています。
 2014年末、5年をかけた病院の全面改装が終わり、建物も設備も最新のものを揃えました。これからの近森病院はハードに続いて、ソフト=人材に投資します。県外・海外への学会や研修会にもどんどん出てもらいますし、自ら学びたいという気持ちを経営者として強力にバックアップしていきます。

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※2015年9月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございますので、予めご了承ください。

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